新しい病院の先生との出会いまでの道のり
約10か月もの間、大きな病院に通院する日々。しかし、特に治療が進むわけでもなく、ただ薬をもらうだけの時間が続いていました。
「このままでいいのかな…?」
そう思い、私は自分でネット検索を開始。低音性難聴に詳しい先生を探し、意を決して転院を決意しました。
おじいちゃん先生の言葉
転院先のおじいちゃん先生は、穏やかながらもズバリと言いました。
「症状が固定されてきているから、次の段階として補聴器を考えてもいいよ」
「やっぱり治らないのか…」と、一瞬落ち込む私。
でも、落ち込んでも右耳が聞こえるようになるわけではない。補聴器を使うことで生活のストレスが減るなら、それもひとつの選択肢かもしれない。
そう思い、補聴器について真剣に考え始めました。
補聴器の現実
ただ…補聴器って、高い!!
レンタルもあるみたいだけど、まずは話を聞いてみようと、近くの眼鏡屋さんへ。
1件目:感動の体験
最初のお店では、ものすごく丁寧で分かりやすい説明を受けました。
私の耳にぴったり合うように設定してくれ、今まで聞こえにくかった右耳から音が…!
久しぶりに感じる世界の音。
思わず涙が出そうになりました。
ちなみに、このお店の店員さんがカンニングの竹山さんにそっくりだったので、心の中で「竹山さん」と呼ぶことに(笑)。
2件目:微妙な空気
次のお店は…うーん、なんというか、威圧的?
説明をしてくれるものの、まったく頭に入ってこない。
3件目以降:価格リサーチモード
2件目の経験から、もう説明を聞く気になれず、3件目以降はひたすら値段を聞くのみ。
補聴器の相場がわかったところで、次のミッションは「いかに安く購入できるか」。
医療費控除の情報
竹山さん曰く、
「日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定の補聴器相談医を受診して、補聴器が必要と判断された場合、一定の医療費控除が受けられますよ」
これは大事な情報!
すぐに、今通っている耳鼻科の先生が認定補聴器相談医かどうかを確認。
結果……違った(涙)。
そして、新たな病院へ
またまたネット検索を開始。
すると、自宅からさほど遠くない場所に、認定補聴器相談医の先生がいる病院を発見!
すぐにおじいちゃん先生に相談し、今までの検査結果をすべて受け取り、新しい病院へ駆け込みました。
そして——
この病院の先生との出会いが、私と家族の生活を大きく変えていくことになるのです。
その衝撃の展開は、また次回!